ドクコミュオフ発表会を開催

オフレポ

こんにちは、ノブです。昨日、遂にドクオフ発表会を開催しました!今回はそのオフレポ記事です。

発表会に至るまで

以前ドクオフで飲み会をやった際に、参加者から「発表会をやってほしい」という要望が出ていました。

(そもそも「ドクコミュ」「ドクオフ」とは何ぞや、という方は前回のオフレポをご覧ください。)

各自、出せる範囲で自分の研究紹介をしたら面白いかな〜、と思っていたのですが、専門分野は皆さんバラバラ。いくら面白い話をしても、マニアックな内容に「???」となる方が出てくるのは目に見えています。

ただ、私もいろいろな人の話を聞いてみたい、自分の世界を広げたい、という気持ちからルールを以下のように設定しました。

ルール
①発表内容は自由(研究以外も可)
②あなたの興味があることを、その分野に詳しくない人に出来るだけ分かりやすく伝える
③参加者は積極的に質問する

つまり、「今から最短でマッチョを目指す筋トレメニュー」とか、「私の考える最強ポケモンパーティ」とか、「このお酒とこのツマミのコンビが至高」とか、「自分の推しキャラの魅力を語る」とか、そういう発表でも可!ということです。(どれも聞いてみたい…)

上記の内容で発表者を募りました。正直、「誰も手を挙げずに私が2時間発表し続けるイベントになったらどうしよう・・・」という不安はありましたが、数日で発表枠が埋まるほどの人気っぷり。皆さんやる気満々で安心しました。

一部の方は親切にも事前に発表資料を送って下さいましたが、ほとんどの発表は私も演題すら知らないまま当日を迎えるという状況。オラ、ワクワクすっぞ!

オフ会当日

10/19の昼下がり、参加者が都内某駅の改札前に集合しました。

私以外。

私だけ集合場所を間違え、「アレ…参加者さん、1人も来ない…?やっぱりこんな怪しげなイベントには誰も来ないのかな、ハハッ(半泣き)」となっていました。

参加者の方から「そっちじゃなくて、こっちにみんな集まっていますよ」と教えてもらい、涙をふいて猛ダッシュ。皆さん、本当にご迷惑をおかけしました(土下座)

今回の参加者は私を含め12名(男性10、女性2。学生、アカデミアポスト、企業内社会人)某企業さんのご好意で会議スペースを貸していただき、発表会を行いました。

それぞれの専門は創薬、化学、生物、物理、電気、エネルギー、光、データ分析、と多岐にわたります。このメンバーでどんな議論が展開されるのか。さあ、発表会を始めましょう!

好きな事を語るって気持ちいい

発表の詳細は参加者のみぞ知るということにしますが、以下、概要を。

①免疫領域の話と自分のやりたいこと&研究者としての悩み
②アンモニアは次世代エネルギーキャリア
③米国留学のリアルと米国から見た日本
④高レーザー場と理論物理学
⑤小泉進次郎環境大臣に贈る気候変動のような大きな問題を楽しくかっこよくセクシーに取り組み始める方法

カオス…!!

非常に濃密な発表会で、脳ミソ刺激されまくりでした。ドクコミュの求めていた自由な発表会はコレだった…!1つの目標を実現でき、感無量です。
(⑤については資料をアップして頂いております。ぜひご覧ください)

ただ、私は1つだけ勘違いしていたことがありました。

予定していた発表会は2時間弱。そして、発表者は5人(+スポンサーセッション)。果たして時間は持つのか。時間が余ってしまうのではないか。そのような不安から、発表者には「15分程度/人で考えていますが、気にせず話してOKです」とお伝えしました。

そして「自分の興味があること」を自由に語るのは、研究者にとって気持ちのいい場です。止める人がいないなら、簡単に止まるはずはありません。

結局、全ての発表が終わったのはおおよそ2時間半後。発表会後の飲み会開始時刻を余裕でぶっちぎり、発表会の途中で飲み会会場のお店に時間の変更をお願いする連絡をいれました。(ご迷惑をかけまくり…次回への反省点です。)

ただ、「自分の興味があることを分かりやすく伝える」を実現する、「学びのサロン」のような場を提供できたことを嬉しく思います。異分野について勉強する場所は自分でも作り出せるのだな…!と。

みんな「研究者の生き方」を悩んでいる

発表会が終わり、近くの居酒屋に移動しました。発表していない方も含め、自分の話したいこと、聞きたいこと、考えていることについて語り合いました。

中でも多かったのが、以下の話題。

・留学について
・就職について
・研究者のキャリアについて
・研究者のライフイベント

途中、機械的に席替えもしましたが、ありがたいことに「ノブさんと直接話したい!」と数名の方から声をかけて頂き自由席に。妻に「私にもモテ期があった、それは昨日。」と伝えなくては。

質問を頂いたのは大まかに言って「製薬業界の職種やキャリア」と、「研究者が家庭を持つこと、研究&仕事との両立」でした。私も日々悩み、試行錯誤している内容です。私の考えはお伝えしましたが、それぞれの価値観や背景は異なります。やはり、みんな悩んでいるのですね。

そして嬉しかったことが2つ。1つ目は、ある女性研究者から「ノブさんのnote買いました!めっちゃ参考にしてます!」と言って頂いたことです。

研究者が家庭を持ち、仕事や勉強、家事育児をする上での時間の使い方を考察した記事ですが、誰かのお役に立てたのであればこれ程嬉しいことはありません。

研究職以外の方でも、時間の使い方を見直したい方は触りだけでも読んでいただけると嬉しいです。(該当note記事作成についてはコチラからどうぞ)

嬉しかったこと2つ目は、面白そうな本の著者の方からサイン本ゲットできたことです。

そして本はこちらです
プロ直伝 伝わるデータ・ビジュアル術 ――Excelだけでは作れないデータ可視化レシピ

データ分析&可視化は研究者にとっても、それ以外の方にとっても自分の主張を強化する上で非常に有用なので楽しみです。読んだらレビューいたします!

オフ会終了

飲み会が終わり、皆さんそれぞれの場所に散っていきました。話し足りず二次会に向かう人、家に帰る人、研究室に戻る人(なお、土曜の20時です)。

次回も参加します!次は自分も発表します!というありがたい声を既に頂いております。運営、企画もよりよい物へとブラッシュアップして行きたい本活動です。

趣味の一環から始まったこの試みが、次に何を生み出すのか今から楽しみでなりません。自分の世界を広げる方法の1つを見つけられたように思います。

ノブ

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