こんにちは、ノブです。本日は「職場全メンバーからの新規提案数を増やす方法」についてです。
職場で「新規アイデア提案数を増やすにはどうすれば良いか」と問われました。
それを考えるのが上の仕事では…と感じましたが、習慣化させるのが一番だと思うので、考えついたのは以下2つ。
(続く)— ノブ@化学者/研究者の生き方を考える (@chemordie) 2018年12月1日
自分の成果をコントロールするのは自分の頑張り次第ですが、他の人の気持ちや成果までコントロールするのは容易ではありません。自分以外のやる気や生産性を高めるには何に気をつければ良いのでしょうか。
正論=習慣化される、とは限らない
研究者に限らず、「新規提案」は重要です。現状改善や新しい試みがない限り成長が見込めないビジネスは多々存在します。他社にないサービスや商品で業績を伸ばしたり、ムダを省き、生産性を上げる行動も全ては誰かの「新規提案」からスタートします。重要であれば習慣化したいところです。
ただ、「新規提案は凄く重要です。みんな、活発なアイディア提案を継続しましょう!」と正論を言っただけでは絶対に提案は増えません。皆が新規提案は重要であることを認識しているにも関わらず、です。
これは「運動は健康に良いです。みんな、毎日欠かさず筋トレを継続しましょう!」
と言うのに似ているかもしれません。正論だと分かっていても数年単位で継続できるのは一部の意識の高い人間だけです。
習慣化するために
重要な行為を習慣化したい、というのは間違っていないと思うので、「ではどのように習慣化したら良いのか」と言う事を考えてみました。
①適切なハードルを設ける
提案しても否定されるだけでは、皆やる気を失います。ただ、どんな提案も受け付けるという訳にもいかないので、バランスが重要です。②インセンティブを設ける
上手く行くかどうかに関わらず、アイデア提案者を評価します。提案すると評価される!という環境作りですね。— ノブ@化学者/研究者の生き方を考える (@chemordie) 2018年12月1日
①はなるべく許容する姿勢を見せないと、皆やる気を無くしちゃうよ、という話です。いきなり上手く行く提案など存在しないのですから、あまりにもアレな提案でない限りはある程度受け付ける意思を見せた方が良いでしょう。
②は新しい事にチャレンジしたら、その時点で褒めてあげる!という、まるで子供に接するような対応です。細かいアラを厳しく指摘して萎縮させるより、多少のことには目をつぶって褒めて伸ばす方がアウトプット量は増加します。
その他には提案のネタ集めをについてアドバイスを頂きました。学会や社外セミナーは新規提案する際のネタの宝庫です。
難しいところですよね😅ノブさんの①、②にも賛成しつつ、アイディア提案のための出張旅費なり学会参加費の確保も大切かと思いました!
— 会社員ボスドン (@sairyorododayo) 2018年12月1日
どうやって評価する?
意見を出したメンバーを評価する、とは言ってもその方法も多種多様です。飲みニケーションが強力&ほぼ唯一のツールだった時代には「頑張ったな!飲みに連れて行ってやる!」で済んだのかもしれませんが、現在そんな対応を取っても若手からはウザがられるだけです。
また、提案された事実を限られたメンバー内で共有するのではなく、大多数に公開する方が新規提案→評価のプロセスの透明性が高まり、好ましいように感じます。以上のポイントから頂いたご意見です。
昨今はやりの仮想通貨を社内導入するのはいかがでしょう?
すでに社内導入している例は何社かございます。行動の価値化はリアルなお金だと定義しづらいですが、仮想通貨なら人々の価値観に基づいて行動(アイデアを出してくれた、など)の価値を決めてくれるので、普及できれば面白いかと。
— くりぷとバイオ@科学投資家 (@cryptobiotech) 2018年12月1日
当社の提案制度は単純に金銭をモチベーションにしています。
どんな些細な提案でも一件500円のクオカードを贈呈。
月間賞を取った提案は月イチの全社昼礼で表彰し現金1万円を贈呈。
提案は可否回答を含めて全て張り出し、確かに実行したかもチェックします。2年になりますが今も毎月沢山出てますよ。— アーケン (@akenio3) 2018年12月1日
どちらも非常に面白い制度です。前者の仮想通貨システムでは仕事を個人の主観に基づいて評価することで人脈作りにも使えそうですし、実際の社内導入例も報告されています。社内のタスクを仮想通貨による落札性で受発注したり、残業すると手持ちの仮想通貨がマイナスされたり、と働き方改革とも連動させた使い方が知られています。
また、後者のシステムは内容に関わらず一定の報酬が得られる制度で、評価基準が非常に客観的かつ分かりやすいです。何より「アクションを起こすと前向きに評価される」という制度はメンバーのアクションを促進・誘発し大きな波を作ることができそうな気がします。
やるならトップダウン
ここまで評価制度について考察してきましたが、私には直接的に評価制度を導入できない理由があります。下っ端ヒラ社員の私には新制度を作る権力がないことです。他社の行動を評価するための新しい制度を作るには、人事や各組織のマネジメント層の同意と社内規定の変更が必要になります。つまり、偉い人の権力が必要なのです。
ただ、組織のトップが「このような評価制度を作るから、みんな頑張れよ!」と呼びかけて、制度をうまく運用できれば、組織にとって非常に強力な武器となるように思います。そのあたりも含めて上申内容を考えている今日このごろでした。
皆さんも自組織の提案力を高めるための仕組みを考えてみませんか?
ノブ
コメントはまだありません