こんにちは、ノブです。今日はどうやって目の前の問題を解決するのが最善か、という話です。
かなり自己流ですが、昔からの基本スタンスです。仕事でも、生活の中でも使える考え方だと思います。
問題が発生したら
仕事でも、研究でも、日常的にも解決すべき問題は発生します。放っておくと事態は悪化し、取り返しがつかなくなりそう・・・そんな時どうするか。
私ならまず、問題を細分化します。問題を解決するにはいくつのステップが必要か見極めるのです。そしてそれぞれを解決できる人やツールを探します。
わたしの最善の解決法
私は常々、「問題を解決する1番の方法は、解決できる人を連れてくることだ。」と考えています。自分がやる必要はありません。自分で動くのは最低限か最終手段です。抽象的すぎるので簡単な例を挙げてみましょうか。
「10日後までに資料を作って、発表をしなければならない」
研究室の学生でも、社会人でもよくあることですね。さて、どうしますか?
まずは問題の細分化です。
・資料を作る
・発表する
・期限は10日
1.資料を作る
全く作り方が分からない場合は、「作り方が分かる人」を頼ります。以前、同様の発表をしたことがある人の資料をいくつか参考にさせてもらうのが作り方を学ぶ最速です。
何しろ「作り終えた完成品」があるのですから。最初は模倣からで良いのです。段々とオリジナリティを出せるようになります。
作り方は分かるけど、必要な資料が手元にない場合は「資料を持っている or 作るための情報を持っている人」を頼ります。自分で調べるより、既にまとまった情報を持ってる人にアクセスする方が圧倒的に速いです。
情報を持ってそうな人と繋がりがない場合は、まず始めに新しい繋がりを作るべくアクションを取ります。ITツールの発達した現代では顔を知らなくても連絡を取り合う関係になることは可能です。そして人脈作りは非常に重要です。人脈については少し後述します。
繋がりを作るところから始めると締め切りに間に合わない可能性もあるので、並行して自分で調査を開始します。時間との戦いになりますが、基本的な情報を調べて自分の知識を強化している間に、残りの部分が手元に届くかもしれません。その場合は自分の基礎知識理解が正しいか、答え合わせもできます。
誰も情報を持っていない場合は、チャンスです。何せ、この件については他の誰より貴方が一番詳しいのですから。どうすればいいか、分かりますね?
2.発表する
上手い発表方法が分からなければ、発表経験豊富な人に注意しているポイントを聞いたり、発表のコツをまとめているサイトを参考にしたりします。なるべく色々な人の意見を聞きましょう。後は練習あるのみ。
3.期限が10日
貴方の処理能力次第ですが、どうしても判断が難しい場合は経験者に期限までのペース配分と、絶対に押さえるべきポイントを確認してもらいましょう。
最低限の礼儀と学ぶ姿勢が重要
で、読んでて感じたと思いますが、こんなにも要求ばかりで手間のかかる奴は嫌われます。
そこで重要なのは「〇〇まではやったんですけど、××教えてもらえますか?」という最低限の努力をする礼儀です。分からない単語を調べる、作成中のたたき台を提示する程度は当然です。
それと、相手の知識や技術を本気で学ぶ姿勢です。何度も同じことを聞きに来る人は生産性の低下を招くだけですが、成長して鋭い質問をぶつけてくるような良い刺激を与えてくれる人は歓迎されます。質問した分だけ成長しましょう。一度聞いた情報を無くさないようにする工夫も大切です。
他者の問題を解決できるようスペシャリストになろう
重要なのはギブアンドテイクの精神です。貰う一方では疎まれるだけで、嫌われます。あなた自身も他者に頼られたときに問題を解決できるよう特殊な何かを身につけ、対応することが必要なです。
有機化学でいうなら、人一倍詳しい反応や分野を作ることです。カップリング反応条件なら任せろとか、光反応に特化するとか、HPLCの知識が豊富とか、計算化学に詳しいとか、そういう人は重宝されます。
一般的な仕事であれば、エクセル関数詳しいとか、業界に関係する法令に精通してるとか、英語だけじゃなくて他の言語(中国語やロシア語)もイケるとか、社業に関係するそれなりの資格を持っているとか、社内外にネットワークが広いとか、そんな感じですかね。
普段頼りになる人へは、恩返しとして手を貸してくれる仲間も多いので、本来の意味での「情けは人の為ならず」的な働き方はオススメです。
人脈を生かそう
そして、私が一番重要視しているのは「他人の問題を解決できる人脈を持つ」ことです。
解決できる人を紹介する=問題解決のハブ的存在になれば、色々な問題と解決法の情報が一気に手元に貯まるため、自分の成長が飛躍的に早くなります。もちろんココでも情報を整理する工夫は必要ですが。
まとめ
自分の力は最低限で問題を解決する方法、いかがだったでしょうか。
必要な情報が多岐にわたって溢れる現在、一人でカバーできる範囲には限りがあります。また、人間では到底コンピュータには勝てません。
どこまで自分以外の知識を活用できるか、という能力は研究でも、仕事でも、実生活でも重要です。
一方で他者に必要とされる知識を持ち、他者のために使う精神を忘れないようにしましょう。
ノブ
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