VCと研究勉強会

オフレポ

こんにちは、ノブです。先日、VC(ベンチャーキャピタル)と研究についての勉強会に参加させて頂きました。本日はその概要説明と感想です。

何のイベント?

今回の発端は、ANRIというVCの宮崎さんが「VCと研究」について書かれたnoteを読み、VCやベンチャーでの研究について詳しく知りたくなった私がいつもどおり勢いでアンケートを取ったことです。
研究者の選択肢の1つ │ANRI│note

そのアンケートを元に、リプルアさん(@reprua)がイベントを実現させて下さいました。何と、アンケートを取り始めた翌日にはイベントの企画が動いていて驚きました…!

日程が決まらないうちから、VCイベントはいつやるんですか!というご質問も頂き、研究者サイドからのニーズを感じつつ勉強会当日を迎えました。

サイエンスと社会を繋げるには

イベントは
①ANRIの宮崎さんによる「VCの解説とその役割」のお話
Icariaの市川さんによる「尿内miRNA分析技術の紹介とベンチャーのリアル」のお話
③全体的な質問・議論

という流れでした。以下、私の備忘録メモです。

・アメリカと比べて日本はVCやベンチャーが未成熟(IT分野以外)
・アメリカではVCにもベンチャーにもPhDを持っている人が非常に多い
・日本ではまだまだ人材不足。VCにもベンチャーにも専門知識を持った研究者がもっと入り込んで成功事例を増やす必要がある
・というわけで一緒に働いてくれる人募集
・コアとなる技術を活かして「サイエンスを社会実装する」がバイオベンチャーの使命
・キャリアパスを考えると、ベンチャーやVCは非常に面白い(後に大企業に行けるケース有り)
・「ベンチャーは激務、待遇が悪い」は偏見。自由度はかなり高く、自分の働き方しだい
・自分の裁量で働きたい人大募集!
・万が一潰れても、ベンチャーでの経験があれば仕事はいくらでも見つかる
・とにかく一緒に働いてくれる人大募集!!

というわけで、研究者のニーズはメチャクチャ高いです。市川さん質問に答える際、ほぼ毎回「一緒に働いてくれる人を募集しています」と言っていたのが印象的でした笑

議論も非常に盛り上がり、事前アンケートで集めた質問にはほとんど触れる時間がないまま終了のお時間に。名刺交換をして帰路につきました。

自分のやりたいこと

で、帰り道にずっと考えていました。

「自分は何をやりたいのか」

勉強会の後に何名かの方に言われました。

というわけで、現在非常に心が揺れております。もちろん隣の芝は青く見えるもの。一時的な憧れである可能性もあります。現実的なことを考えつつ、今後のキャリアについては悩み続けようと思います。

今後のイベント

イベントは終わりましたが、参加できなかった方からのメッセージを何件か頂きました。

まだまだ今回のようなイベントのニーズはあるようです。

というわけで告知です。

12/23に東大薬学部でヘルスケアベンチャーのイベントが行われます。私は参加できるか分かりませんが、ご興味のある方はご参加を検討してみてはいかがでしょうか。

ー卒業生が語るー 最先端ヘルスケアベンチャーでの研究職キャリア
 2019/12/23(月)18:00-21:00
東京大学薬学部 薬学系総合研究棟 E10会議室 ・参加費:無料
若手研究者(博士課程学生も含む)

申し込みフォーム
チラシ

研究者キャリアの選択肢としてVCやベンチャーについて詳しく知りたい、という方にオススメです。実際にベンチャーの中の人と触れ合う大チャンスですよ。私も興味のある方と連絡を取り合い、実際に会ってこようと思います。新しい出会いがもたらしてくれる物は非常に大きいので。

ノブ

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