キャリアプラン考察

キャリアプラン

こんにちは、ノブです。今日は将来のキャリアについて考えていることを書いてみようかと。思い付いたことを並べただけなので、読みづらかったらご容赦下さい。

現状

私は今、企業で化学系研究員として働いています。研究も実験も好きですし、福利厚生や休暇制度などの待遇にも特に不満はありません。

ただ、以前も書いたように、いつまでこの職が安定した雇用を創出できるかは分かりません。外資企業との競争も激しいですし、将来的に機械やAIに取って変わられる可能性もかなり高い業種です。

また、会社員である以上、自分の望まない人事異動もありえます。組織運営上、個人的なエゴによる異動拒否は認められません。

職業のポートフォリオ化

そんな折、筑波大の落合陽一先生の「日本再興戦略」を読みました。本書では日本人に「百姓に戻ること」を勧めています。百姓とは百の生業を持つ生き方です。

昔の農民が野菜も作り、稲も作り、夜はわらじを作る、と様々な収入源を持っていたように、今後の日本人は職業をポートフォリオ化することが必要だということです。
また、厚労省が示した副業・兼業の推進ガイドラインや、個人でも気軽に情報発信ができるIT技術の発達も「百姓的生き方」を後押ししています。

さらには、自分の興味がいつ他のことに向くかも分かりません。70~80歳まで働くなら、自分のやりたいことを仕事として組み入れた方が精神的にも健全です。

リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」にもあったように、今後の新技術の急速な発展についていくには新しいことを深く学ぶ期間が必要です。目安は1万時間とされていました。

そんな時に在宅やパートタイムでもできる仕事を持っていれば、完全に収入を失うことなく勉強し、新しい強みを得ることができるかもしれません。

できることを考えてみよう

では今の私に何ができるのか、と考えた時に思い出したのは、スティーブ・ジョブズの有名な動画でした。

 

新しい環境でも今まで自分が培ってきた能力を発揮すれば、オリジナリティの高い仕事ができるぜ!というものです。

発展して考えると、今後のキャリアを考える上で、自分のバックグラウンドを生かす=次のdotを自分の強みからデザインすることができるかもしれません。

私のバックグラウンドを振りかえってみると、化学以外にも以下のdotsがありました。
・薬学部で取った薬剤師免許
・バイトでやっていた塾講師の知識
・学生時代に日記サイトを作っていて覚えたウェブコンテンツ作成の知識
・就職後に得た様々な知識やノウハウ(業界知識や交渉術など)

薬剤師免許は安心感を与えてくれますが、経験値も私の興味も現時点ではほぼ皆無です。ただ、それ以外の要素でも何か思い付きそうな気がしています。

皆さんも他の人とは違う何かがあると思います。それは、趣味や特技など何でも良いのです。

とにかくやってみよう

サービスとして提供できる何かがあれば、ブログやtwitterで発信し、簡単にウェブ上に店舗が持てる時代です。
形のある商品だけでなく、情報や知識、特技ですら売ることができます。
→BASE(ベイス)

やってもダメならその時点で考えれば良いのです。失敗したという経験が、次のtrialの仮説作りに使えます。「仮説→検討→結果考察→問題点 pick up→新しい仮説の提案→再検討」のサイクルを回すのは研究者にとっては当然のことで、このサイクルが多く回るほどより良いものが出来上がります。


そう考えると、このサイクルを回すことができれば誰でも研究者になれます。

新しいことにトライして、結果を振り返って、より良くできるよう考えて、何度も再トライして、結果をまとめてwebで公開。研究者が論文を書くステップと全く同じです。

内容は何でもよいのです。料理でも、スポーツでも、ゲームでも、法規制やモラルを逸脱しない限りはwebは許容してくれます。研究者の人って自分の好きなことを追求するヘキがありますからね。異様に野球に詳しい人とか、やたらと日本酒の銘柄知ってる人とか・・・。

研究者以外の人であっても、さらに言えば年齢・性別・住所も関係ありません。高校生がwebで年収1千万以上稼げる時代ですからね。

もちろん、何度トライしても上手くいかないことは沢山あります。研究者の方なら分かると思いますが、最初から最後まで上手く行くことなんて絶対に無いのです。

もし、最後まで何も問題なくプロジェクトが進んでいるときは、問題を見落としているか、データが間違っているか、実はプロジェクトが全く進んでいないかのどれかです。

サイクルを多く回すには、「まず、やってみること」「そして適切な結果考察(振り返り)をすること」だと思います。何もしなければ何の情報も得られず、既にスタートした人から離されていくだけです。

何かアイディアを思い付いても動かない人がいますが、突き詰めれば「面倒だから」という理由に着地すると思います。

私は「面倒臭がり屋の行動原理を変えるには妄想が1番」だと考えています。
何を言っているか意味不明だと思うので、そのうち記事を書きます。私も面倒臭がり屋だと自負しています。

→書きました。「面倒くさがり屋は妄想しろ」

お金の以外の目的で資産運用をしよう

そして、収入を増幅してくれる仕組みとして、資産運用をオススメします。

世の中的には投資信託を使った幅広い銘柄への定額積み立て投資が王道とされていますが、研究者の方にはそれ以外に個別銘柄にも手を出して欲しいと思います。理由は3つ。

1つ目。
自分の持っている専門知識で、知識内の技術を持つ会社の良し悪しが大まかには評価でき、一般人より投資が成功する可能性が高いから。もちろん、インサイダーは論外ですが。

2つ目。
慣れてくると自分の専門から少し外れた会社にも興味が出て、調べるうちに自分の知識の強化に繋がるから。世界経済についての勉強にもなります。

3つ目。
調べもの→論理的に判断することは呼吸と同じくらい日常的なイベントである研究者は情報調査能力&論理的判断力が高いから。

私も少額ですが個別銘柄投資を行っています。投資を始めてから、化学だけでなく科学業界全般と世界経済への知識が深まった実感があります。

もちろん、投資は自己責任でお願いします。

そしてまずは投資ついて勉強することをオススメします。私が投資の勉強に使った本やサイトを紹介する記事もそのうちに書こうと思います。

まとめ

将来的には副業・兼業が一般的になる「大百姓時代」が来るでしょう。そんな時代に向けて私が重視しているのは以下の3点です。

・自分の強みを把握して、次に何ができるか考える
・思い付いたらとにかくやってみる
・投資で収入だけでなく、自分の知識もアップさせる

一番重要なのはもちろん2つ目ですね。皆さんも趣味情報を発信するブログを持つだけでものの見方や考え方が大きく変わると思います。

もっと多くの人に見てもらうにはどうすればいいか?とか。マーケティングに繋がる考え方ですね。ブログをやってないと考えることは絶対にありません。

最後にこの記事を書くきっかけを与えてくれた落合先生の言葉を。

「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出だして愛でろ。ありゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」

自分もこうありたいものです。みんなで揃って成長しようという時代は終わりました。みんな勝手に好きなことをやって成長しましょう。

ノブ

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