こんにちは、ノブです。twitterは日常的に活動をしていますが、こちらはかなり久しぶりの更新となってしまいました。最近、色々と学ぶことが多かったので、「効率の良い学び方」について考えたことを。
目的を持って勉強内容を決める
当然ですが「何のために勉強するか」という目的がハッキリしていた方が勉強は捗ります。将来資格が取りたいから、留学したいから、職場で一番になりたいから etc…
裏を返してみれば「目的を達成するための勉強内容を選ぶ」というのが合理的です。「営業職での成績トップになりたいからトークのコツを学ぶ」「副業として投資で3万円/月は収入を伸ばしたいから株の勉強をする」「留学生のあのコに一目惚れした。仲良くなりたいからイタリア話を学ぶ」などは理にかなっていますが、「自分の仕事では使わないけどなんとなく英語を学ぶ」だと、最終目的も勉強した効果も定かでないのでやる気が出ません。
今の自分が将来どうなりたいのか、そのためには何の勉強をするべきなのか、というポイントを踏まえてから勉強を始めることをオススメします。
「勉強する」を日常に取り入れる
目的が決まり、勉強する内容が決まりました。次に一番問題となるのは「継続して取り組むこと」です。
私の英語レベルはかなり低いですが…
どちらもある程度の量をこなす&一定のレベル以上をキープするよう、日常的に英語に接する機会を持つようにするしかないと思います。
私は英会話スクールに数年通い&実際の業務で英作文を叩き込まれました。 #peing #質問箱 https://t.co/WHay91dmmc
— ノブ@化学者/研究者の生き方を考える (@chemordie) 2018年9月24日
私は子供が生まれるまで週1で英会話スクールに通っていたのですが、それ以降も「電車内では英語のポッドキャストを聞く」という自分ルールを設定していました。電車に乗り込むと同時に意識せずにポッドキャストを再生を始められるよう、スマホから音楽ファイルを全て削除し、英語ポッドキャストのみを保存した旧型のiPodを用意しました。
このように「英語以外は他に再生するものがないメディアプレーヤーを持ち歩く」「電車に乗ったら再生する」というのはリスニングの勉強では効果的だと思います。私の場合は再生と同時に睡魔に襲われたりしたので、あまり捗りませんでしたが・・・。
現在は子供と一緒に参加するタイプの英会話スクールに通っています。そして、子供用に配布されている英語の歌CDを自分のiPodに入れて聞きながら電車に乗っています。子供と先生が歌えているのに私ができない、という状況も焦るので付いていくのに必死です。少し子供の手がかからなくなってきたら自分ひとりでの英会話スクール通いも再開したいと考えています。
環境を利用する
英作文については状況が特殊です。現在の会社に入社後しばらくして、半数が海外メンバーというチームに配属されたことが私の英作文能力を大きく引き上げてくれました。何しろ飛び交うメールはほぼ英語。使う資料も全部英語。英語が読めないとチームの仕事から置いていかれますし、英語で文章を書かないと何も理解してもらえません。
当時英語に自身がなかった私は、恥を忍んで上司に頼みました。
「英語のメールに全く自信がありません。しばらく私のメールを送信前にチェックして頂けませんか」
面倒見の良かった当時の上司の返答は
『わかった。だがメールのチェックは断る。失敗しろ。恥をかけ。その方が上達する。』
でした。当時は奈落の底に落とされたような気分でしたが、必死になって英語表現を検索し、訂正され、メンバーに笑われながらも「一応は通じる英語の表現を調べる方法」を学んでいきました。
このように、必要に応じて身につける、という勉強が一番効率が良いです。目的がハッキリしていますし、やらないとこの環境では生き残れない!という必死さがあります。このように環境を利用して勉強することの強さを学びました。
自分より分かっている人に頼れる環境を作る
最近、twitterでのつながりが増えてきて感じていることですが、世の中には自分が勉強したい分野に詳しい人が沢山います。また、自分が分からないことは過去にも誰か他の人が同じ悩みを抱えていた可能性があります。もし、勉強していて分からないことがあったら、そのような人に教えを請えばよいのです。
ただし、教えてもらうのは正解や解答ではありません。勉強する方法を教えてもらえば良いのです。
以前、私はケミストがケモインフォマティクスをどのように勉強すれば良いか分からずタイムライン上で勉強法を募集したことがあります。
【募集】
ケミストがケモインフォを勉強するのに適した素材 or 参考書。pythonは自前でイチから勉強してるが、道のりが遠すぎる気がして・・・。
ぐぐっても行き着く先はいくつかの日本語ブログのみで自分のレベルからは程遠い。うーん。#ケミストがケモインフォ
— ノブ@化学者/研究者の生き方を考える (@chemordie) 2018年5月28日
その後の経緯は以前別の記事にしましたが、かなり具体的な方法と資料へのアクセスまで教えていただきました。
このように、誰かに頼れる環境を作ることが重要です。SNSで簡単かつタイムリーに情報が集められる時代ですので、自分のためになるようなつながりを構築するためにも行動してみてはいかがでしょうか。具体的に何をすれば?という方のためはこのあたりの記事が1つの例として参考になるでしょうか。誰かを頼りにするためには、自分も頼られるような関係性を構築することが必要です。
まとめ
AI時代に向け、コンピュータに真似されず、他者が持たない能力を!などという煽り文句を目にすることが増えるようになりました。この文言が全て正しいとは思いませんが、日々のタスクに追われ時間の価値が高まっている昨今では、いかに効率的に勉強できるかがポイントであることは確かだと思います。
勉強したいことがあるのであれば、どのように学ぶかを考えてみてはいかがでしょうか。
ノブ
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