サイエンスオンライン飲み会!

オフレポ

こんにちは、ノブです。今回は少し大きめのイベントをやったよ、という話です。先日の記事に書いたオンライン飲み会が非常に楽しかったので、少し参加メンバーの範囲を広げて何かできないか、と考えていたところTwitterで以下のような会話が。

というわけでいつもどおり「思いついたらすぐに行動」です。この時点ではやり方はよく分かりませんでしたが、そんな私の前にc-michiさん(@michiko071)から救いの手が。

これ幸いと飛びついて、Web会議ツールであるZoomを使った「人数限定オンラインサイエンス飲み会」を開催しました。飲み会概要を発表してから12時間程度で10名の枠が埋まるのもオンライン飲み会の手軽さを象徴していると思います。

10名限定!サイエンスオンライン飲み会

Zoomの利点は、時間枠を設定した人から共有されるURLだけあれば参加が可能な点です。事前に特別なツールを用意する必要はありません。URLにアクセスし、指定されるとおりに進めていけばZoomがインストールされ、難しい操作もなく参加できます。

「初めまして」の方々も多い中、私が参加者の方々に設定したルールはというと。

参加者は学生、アカデミアスタッフ、企業内研究者、MSL、社会人1年目(COVID-19騒ぎでまだ1回も出社できず)、製薬業界コンサルタントなどなど多岐にわたります。乾杯→各自の自己紹介を経て「では聞いてみたいことがある人!」とサイエンス飲み会がスタート。

研究者としての悩み、進路に関する考え方、職務上の役割についての考え、人脈の作り方などなど本音トークが飛び交います。みなさん好きなタイミングで離席・再参加も可能で本当に気楽な雰囲気でした。良いペースでお酒が進み、熱いトークを展開してくれた方も多かったように思います。以下、感想をツイートしてくれた方々のコメントを拝借します。

トークはもの凄く盛り上がり、予定を1時間オーバーして飲み会は終了しました。家にいながらにして、遠くの方々と飲みながらアツい議論ができるなんてすごい時代ですよホント・・・。
(参加者は東北、関東、関西、九州とまさに日本各地から集結していました。)

たくさんの人とオンライン飲み会をやってみよう

と、上記の「オンライン飲み会アツいぜ」ツイートを展開していたところ、面白い提案が。

もちろん私にお金を払う必要はありませんが、非常に面白そうな提案です。前述のサイエンスオンライン飲み会に参加してみたい!という声もいくつか頂いていたので、とりあえず実験的に参加できる人数を無制限にして会を企画してみることにしました。

さて、無制限。ちなみに今回は「聞くだけの参加」もOKです。30人とか大人数になったらどうしよう。システム的に人数の制限とかあるのでしょうか。普通の飲み会でもそんな規模は珍しいですし、居酒屋などではテーブルごとに5~6人の会話で盛り上がるのが普通なように思います。Zoomだと全員に声が届く一方で、発言は他者にかぶらないよう、ひとりひとり話すことになるし、どうしたものか??

と悩んでいた私の元に届く「参加希望です!」の通知の数々。ありがたい通知であることに間違いはありませんが、悩みを解決していないプレッシャーが・・・。

希望人数が30人を超えた頃、Zoomの時間枠を確保してくれていたc-michiさんに「システム的に人数無制限はあるのですか?現時点で30人を超えました。」とご相談。すると「上限100人です!」という回答とともに「ブレイクアウトセッション機能使いましょうか」というご提案が。

ブレイクアウトルームは、Zoomミーティングを最大で50の別々のセッションに分割することができます。ミーティングのホストは、ミーティングの参加者を、これらの別々のセッションへ自動的にまたは手動で分割することを選択できます。そして、セッションをいつでも切り替えることができます。
(ブレイクアウトルーム入門-Zoomヘルプセンターより引用)

こ、これだー!!
すごいぜZoom!!まさに求めていた機能です。これなら人数が増えても現実的な人数にグループ分けをして、それぞれで盛り上がってもらえば良いのです。

最終的に参加希望者は80名(うち、聞くだけ参加希望者25名)まで膨れ上がりました。ひとりひとりの情報(Twitter名、アカウント、聞くだけ希望か否か)をコピペでエクセルシートにまとめている際に「次からはGooleフォーム使おう・・・」と半泣きになっていたのは内緒です。当日ギリギリまでリストから漏れていた方もいて、本当にご迷惑をおかけしました・・・。

それでも多くの方のサポートのおかげでなんとか準備が整い、飲み会本番を迎えることができました。

オンライン飲み会開始!

遅刻&途中退出自由というルールでしたので、流石に80人全員が一同に介することはありませんでしたが、それでも最大65人程度で飲み会は進行しました。日本各地どころか、なんと今回は

米国アラバマから、がん研究で有名な大須賀先生が参加!

これはテンションが上ります。その他にもアカデミアスタッフ(教授、准教授、助教含む)、大学院生、学部生、社会人(研究者もそれ以外も)と役職や年齢層も幅広い集りとなりました。

私の参加した小グループでは「最近やる気のない学生比率が高まっていると悩む教授&研究室選びで悩む学部3年生」や「将来は教授になりたい学部2年生&日本・米国のアカデミアポストのリアルを語る准教授」など普通では考えられない本音トークのマッチングが実現し、非常に面白いトークが展開されました。

私はその雰囲気だけで面白くて終始ニヤニヤしていたと思います。いやー、面白い。世の中がCOVID-19の混乱で暗いムードになる中、オンラインだけでここまで面白い事ができるのだなあ、と。今回のオンライン飲み会を開催した私の思いは達成されたも同然です。

そしてもう1つだけ欲を言わせてもらうと、同様の「オンラインで楽しむイベント」を広める人が増えてほしい、ということです。

既に「自分はこんなオンライン飲み会をやってみようかな」という声も聞こえてきており、非常に嬉しく思っています。私もできる範囲で活動を続けたいと思います。

最後に。会話に参加してくれた皆さま、「聞くだけ」でも参加してくれた皆さま、回線が切れても再度つなぎ直してくれた皆さま、各グループのファシリテーターをお任せしたMoogleさん(@Moogle_PhC)と酔っぱらい化学者(@yopparai_chmist)さん、どうしたら良いか困っていた私にZoomの枠予約をしていただき、ブレイクアウトセッション機能のことを教えていただき、当日のグループ分けまで完璧にこなして飲み会を成功に導いていただいたc-michiさん(@michiko071)、本当にありがとうございました!皆さん、絶対にまたやりましょう!!

ノブ

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